宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年12月2日、2025年2月以降にアメリカ航空宇宙局(NASA)の有人宇宙飛行ミッション「Crew-10(クルー10)」の一員として国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を行う予定の大西卓哉宇宙飛行士が、滞在中にISS船長(コマンダー)を務めることが決定したと発表しました。
第73次長期滞在でISS船長に就任大西宇宙飛行士は2016年7月~10月にかけて第48次/第49次長期滞在クルーの一員としてISSに約113日間滞在した経験があります。Crew-10は2回目の宇宙飛行で、NASAのAnne McClain(アン・マクレーン)宇宙飛行士とNichole Ayers(ニコール・エアーズ)宇宙飛行士、ロスコスモス(Roscosmos)のKirill Peskov(キリル・ペスコフ)宇宙飛行士とともにSpaceX(スペースX)の「Crew Dragon(クルー・ドラゴン)」宇宙船に搭乗します。
JAXAによると、大西宇宙飛行士は第72次長期滞在でフライトエンジニアを務めた後、続く第73次長期滞在ではISS船長としてミッションの達成及び全搭乗員の安全確保に向けて指揮を執る予定だということです。日本人宇宙飛行士がISS船長を務めるのは若田光一宇宙飛行士と星出彰彦宇宙飛行士に次いで3人目となります。
大西宇宙飛行士はJAXAのプレスリリースを通じて「私はチームの先頭に立ってグイグイと引っ張っていくタイプではなく、むしろチームのメンバーにはのびのびと動いてもらって自分は縁の下の力持ちとして全体を支えていくタイプのリーダーだと思っています。自分なりのスタイルで、精一杯職務に当たりたいと思います」「そして、私たち長期滞在クルーだけではなく、地上で私たちの滞在を支えてくださる全ての方々にとって充実したミッションになるよう、力を尽くして参ります」とコメントしています。
JAXA大西卓哉宇宙飛行士が2025年2月以降にISS長期滞在へ(2024年8月2日)
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JAXA - 大西卓哉宇宙飛行士のISS船長(ISSコマンダー)就任決定文・編集/sorae編集部
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