ヨーロッパの宇宙企業Arianespace(アリアンスペース)は日本時間2024年12月6日に「Vega C(ベガC、ヴェガC)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたヨーロッパの地球観測衛星は予定通りの軌道に投入されたことをArianespaceや欧州宇宙機関(ESA)が報告しています。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
打ち上げ情報:Vega C(Sentinel-1C) ロケット:Vega C 打ち上げ日時:日本時間 2024年12月6日6時20分【成功】 発射場:ギアナ宇宙センター(フランス領ギアナ) ペイロード:Sentinel-1 C2022年7月の「VV21」ミッションで初飛行に成功したVega Cは、続く2022年12月の「VV22」ミッションでは2段目に異常が発生して衛星の軌道投入に失敗。固体燃料ロケットモーターのノズル部分の再設計と地上試験での性能検証を経た今回の「VV25」ミッションは、Vega Cの飛行再開フライト(Return to Flight: RTF)でした。
今回のペイロードはヨーロッパの地球観測プログラム「コペルニクス計画(Copernicus)」の下で開発された地球観測衛星「Sentinel-1 C(センチネル-1 C)」です。Sentinel-1 Cには昼夜や天候を問わず地上を観測できる合成開口レーダー(SAR)と、船舶自動識別装置(AIS※)からの信号を受信するためのアンテナが搭載されています。
※…船名・位置・針路・速力などの船舶情報を他の船舶や陸上局との間で自動的に送受信するために、一定の基準を満たす船舶に搭載が義務付けられている装置。
Source
Arianespace - ARIANESPACE SUCCESSFULLY LAUNCHES SENTINEL-1C EARTH OBSERVATION SATELLITE FOR EUROPEAN UNION’S COPERNICUS PROGRAM ESA - Double win for Europe: Sentinel-1C and Vega-C take to the skies文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部
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