民間初の月面探査プロジェクトへの参入を表明している、「au×HAKUTO MOON CHALLENGE(以下、HAKUTO)」。GoogleがスポンサーとなりXプライズ財団が運営する「Google Lunar X Prize」に参加する同グループは、実際に月面を走行するローバーのフライトモデルのデザインを公開しました!
以前公開されたローバーのデザインに比べると、最新のデザインはより本体が小型化(約7kgから約4kg)し、また車輪も肉厚でより実用度の高いデザインになった印象です。さらに本体には以前からオフィシャルパートナーであったau(KDDI)やIHI、JALに加えて、セメダインやスズキのロゴなども見受けられますね!
このローバーは月面に着陸した後、500m以上を走行して月面の動画や静止画を撮影し、地球へと送信する予定です。またHAKUTO以外からも世界各国から多くのチームがプロジェクトに参加しており、最初に月面探査に成功したチームには2000万ドル(約20億円)がドドンとプレゼントされます。
HAKUTOは2017年1月までに実機を製造し、2017年中に月面へと打ち上げる予定です。一方海外チームもHAKUTOに負けじと開発を進めており、たとえばアメリカのMoon Expressも2017年末のローバーの打ち上げを計画しています。かつては宇宙開発といえば国家間の競争でしたが、今は平和的な宇宙開発を目的として民間企業が競う姿は素晴らしいですね!
Image Credit: au×HAKUTO MOON CHALLENGE
■月面に対応したローバー フライトモデルのデザインが決定!
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