発売後数多くの発火問題が報告され、世界規模でのリコールが発表されたサムスンの新型スマートフォン「Galaxy Note 7」。このGalaxy Note 7が新たに、オーストラリアの航空会社によって機内での使用を禁止する措置が発表されました。
今回Galaxy Note 7の利用禁止を発表したのはカンタス航空、ヴァージン・オーストラリア、そしてLCC航空会社のジェットスターの3社です。報道によればこれらの航空会社は「機内への持ち込みは認める」ものの、その使用や充電を禁止しています。
スマートフォンのバッテリー発火問題は根深いものがあり、バッテリーセルの不良品から充電器、スマートフォン本体のトラブルまでさまざまな要因がありえます。サムスンは35台のGalaxy Note 7の爆発報告を受けた後にバッテリー部品の交換、あるいは無料修理(地域によっては本体の交換)を行なっており、原因がバッテリーセルにあったことを強調しています。
またこのような発火、爆発などのトラブルはバッテリーの充電最中に起きることが非常に多く、そのため航空3社は機内での使用と充電を禁じたものと思われます。
サムスンはGalaxy Note 7のリコールにより、非常に大きなコストが発生するものと予測されています。Galaxy Note 7はデュアルエッジスクリーンを搭載し新型Sペンを付属させるなど非常に完成度の高い製品に仕上がっていただけに、このようなトラブルが発生したのは非常に残念です。同端末は非公式ながら日本への導入も近いと報じられていますが、はたして日本で消費者の信頼を得ることはできるのでしょうか?
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■豪航空会社3社、サムスンの新型スマホの使用を禁止
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