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DJI、極限まで折りたためるドローン「Mavic Pro」発表。セルフィーなどの自動飛行も可能

sorae.jp 2016年9月28日 14時8分


 
ドローンといえばDJI…というのはちょっといいすぎですが、民生用製品でトップシェアを誇る同社は常に業界を引っ張ってきました。そしてDJIが今回新たに発表したのは、アームをコンパクトに折りたためるドローン「Mavic Pro」です。
 

 
Mavic Proはアームとプロペラを折りたたむことで、DJIのドローン「Phantom 4」の約半分にまでサイズが小さくなります。市場にはアームを折りたたむドローンもいくつかありますが、Mavic Proはアームをすべて同一方向に折りたたむのが特徴。これにより、さらなるコンパクト化を実現しているのです。
 
またその飛行や撮影機能はPhantomシリーズ譲りの高性能なもの。個人ユースにとってはある意味理想的なドローンです。
 

 
こちらがアームとプロペラを折りたたんだ状態です。ここまでコンパクトになる高性能ドローンはほとんどありませんね! 折りたたんだ状態での本体サイズは長さ19.8cm、幅8.3cm、重量は743g。また動画にもあるとおり、バックパックや腰にぶら下げての持ち運びも可能となっています。
 
本体前部にはPhantom 4と同じ1200万画素カメラを搭載し、4K/30fpsでの動画撮影が可能です。また1080p解像度なら96fpsでのハイフレーム撮影もでき、撮影の幅をさらに広げてくれます。
 
写真撮影ではAdobe DNG RAW形式での保存が可能。撮影画角は78度と、Phantom 4の94度からはスペックダウンしています。カメラは3軸のギンバルに保持され安定撮影ができ、プラスチックのドームでカバーされているので持ち運びもらくらくです。
 

 
Mavic Proの飛行時間は27分。ハイエンドドローンらしく、長めに確保されています。飛行速度は最大64km/hで、ビデオストリーミングが可能な範囲は7kmとなっています。さらに動画はFacebook LiveやPeriscopeに直接配信することも可能で、イベント撮影にも威力を発揮しそうです。
 

 
コントローラーにはスティック間に小型ディスプレイが搭載され、さらに本体下にスマートフォンを挿入することもできます(上画像はスマートフォン挿入時)。またスマートフォンのアプリからのドローン操縦も可能です。
 
Mavic Proは5つの視野センサー、GPSかGLONASS、超音波距離計を搭載し、屋内から野外まで快適な操縦感を実現。さらに自動操縦も可能となっています。たとえばスマートフォンで撮影したいものを指定すれば自動で飛行し撮影をしたり、セルフィーモードや三脚モードでの自動撮影を楽しむことも可能です。
 
さらにコントローラとの接続が切れたりバッテリーが少なくなると、自動で発進地点に帰還し着陸することができます。
 

 
Mavic Proの出荷時期は10月15日で、価格は999ドル(約10万円)。コントローラーなしバージョンも749ドル(約7万5000円)で販売されます。バッテリーは1つ89ドル(約9,000円)で、2つの予備バッテリーや交換用プロペラ、充電器、ショルダーバッグなどを同梱したフルセット版も1,299ドル(約13万円)で登場します。
 
高性能なだけでなく、「極限まで小さく折りたためる」という新機構を取り込んだMavic Pro。従来型の高性能ドローンは本体サイズの大きさが問題でしたが、バックパックに簡単に入るMavic Proはさらにドローン撮影の世界を広げてくれそうですね!
 
Image Credit: DJI
■DJI Mavic Pro: Everything you need to know
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