JAXA（宇宙航空研究開発機構）は10月31日、静止気象衛星「ひまわり9号」を11月2日15時20分（日本標準時）に打ち上げると発表しました！ 打上げはH-IIAロケット31号機によって行われます。
今回打ち上げられるひまわり9号は気象庁が開発、三菱電機が製造する静止気象衛星で、日本および東アジア、西大西洋地域での気象観測を行います。私達の生活に密着した仕事をする気象衛星なんですね！
ひまわり9号は前世代のひまわり7号に比べ、水平分解能が2倍に向上したことによる高精細な観測を、また全体で10分毎、日本付近で2.5分毎のきめこまかな高頻度観測が可能です。それ以外にもバンド数が5チャンネルから16チェンネルに増えた（可視光線が1バンドから3バンド、近赤外線バンドを追加、赤外線が4バンドから10バンド）ことにより、カラー画像の撮影も可能になるんです。
現在軌道上では、2014年に打上げられた「ひまわり8号」が2015年7月より運用を行っています。そして今回打ち上げられるひまわり9号は2022年まで軌道上で待機し、その後に7〜8年ほど観測活動を行なうのです。
また種子島宇宙センターからH-IIAロケット31号機が打上げられるのにともない、YouTubeやニコニコ生放送ではロケット打ち上げの生中継を行います。生中継用URLは以下の通り。なかなかアクセスの難しい種子島宇宙センターですが、動画でその迫力を味わってみたいものですね！
■[https://www.youtube.com/watch?v=U9KkDsi4u8k]&utm_source=rss&utm_medium=rss
■http://live.nicovideo.jp/watch/lv279899788?utm_source=rss&utm_medium=rss
なお、打上げ時間は15時20分00秒～18時18分00秒、打上げ予備期間は平成28年11月3日（木）～平成28年12月31日（土）に設定されています。気象状況などに影響されず、打上げが支障なく行われることを願いましょう！
Image Credit: 気象庁
■H-IIAロケット31号機による静止気象衛星「ひまわり9号」（Himawari-9）の打上げ時刻及び打上げ時間帯について
http://www.jaxa.jp/press/2016/10/20161031_h2af31_j.html?utm_source=rss&utm_medium=rss