やはり飛んでいる様子をみると、感動するものです。9月29日にアメリカのモーゼスレイクへとフェリーフライト(輸送)を行った国産ジェット旅客機「MRJ」ですが、三菱航空機はその飛行の様子を動画で公開しています。
9月にグラント郡国際空港へとフェリーフライトを行ったのは、ゴールドのラインが機体に入るMRJの初号機。当機はアメリカへのフェリーフライトを機材トラブルで2度延期するなど苦しい道のりを経験しましたが、すでにアメリカでの型式証明取得に向けて試験飛行を開始しています。また、MRJの2号機〜4号機もアメリカに渡って試験飛行を行う予定です。
MRJは初の国産ジェット旅客機として、三菱航空機を中心に開発がスタート。プラット・アンド・ホイットニーの最新鋭エンジン「PW1200G」の搭載による優れた省エネ設計が売りでした。しかし当初は2013年を目標としていた納入時期は数度延期され、最終的には2018年の納入が決定されたのです。またあまえり考えたくありませんが、納入時期が2019年にずれ込むという報道もあります。
MRJはローンチカスタマーのANA(全日本空輸)を筆頭に、全世界から400機を超える受注を受けています。世界市場で戦える旅客機を目標として開発されたMRJですが、日本人としてはこのままトラブルなく納入までこぎつけてほしいものです。
Image Credit: 三菱航空機
■MRJ Ferry Flight to the U.S.
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