ドローンの性能競争はとどまるところを知りませんが、研究分野では「本体を小さくする」という方向での努力も行われています。ペンシルベニア大学の生徒が新たに開発したのは、世界最小の自己駆動可能なドローン「Piccolissimo」です。
イタリア語で「最小」を意味するこのPiccolissimoは、2種類の機体が開発されました。1つはプロペラの他に電源と操作用の赤外線レシーバーを備えたもので、その大きさはコイン程しかありません。そしてもう一つはより複雑な飛行が可能なバージョンで、少し大きめなサイズとなっています。
プロペラはオモチャのクアドロコプターのものを利用し、ボディは3Dプリント製。飛行に必要なもの以外は、何も搭載していません。さらに、今後はより小さなPiccolissimoを作る計画もあるそうです。
Piccolissimoは1グラムほどの荷物を運搬可能です。これにより、将来的にはカメラや飛行用のセンサーの搭載も可能となっています。こんな小さなサイズのドローンで空撮が楽しめたり産業用途で使えるようになれば、またドローンの使いみちが増えそうですね。
Image Credit: YouTube
■Meet Piccolissimo: The World’s Smallest Self-powered Controllable Flying Vehicle
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