本田技研工業とホンダエアクラフトカンパニーが開発し、昨年12月には引き渡しも開始されたビジネスジェット機「HondaJet」。エンジンを主翼上部に配するユニークなレイアウトを採用した同機は、新たにアメリカの2つの飛行ルートの最短飛行時間記録を更新したと発表されました。
今回の記録は、ニュージャージー州のテターボロからフロリダ州のフォート・ローダーデール間、そしてマサチューセッツ州のボストンからフロリダ州のパームビーチ間で達成されたものです。テターボロからフォート・ローダーデール間では最高時速約767kmにて2時間51分で飛行し、ボストンからパームビーチ間では最高時速約787kmにて2時間58分で飛行に成功しています。
HondaJetはエンジンを主翼上部に配置したことにより速度アップや高燃費を実現しただけでなく、機内スペースの拡大にも貢献しています。さらに自然層流翼と自然層流ノーズ、GEとの共同開発によるエンジンなどの採用により、クラス最高の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、室内サイズを実現したとされています。
現在、国内ではHondaJetだけでなく三菱航空機によるリージョナルジェット「MRJ」が2018年の納入を目指しています。今後もさらに、国内の航空産業が発展することを願いたいものです。
Image Credit: Honda
■HondaJet flies into the record books
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