来週の14日には約70年ぶりの大きさの「スーパーマーズ」が観測できますが、その一日前にも別の天文ショーがあります。11月13日には東の空で、おうし座北流星群が極大を迎えるのです。
先日6日にはおうし座南流星群が極大を迎えましたが、今回のおうし座北流星群も同じくエンケ彗星を母彗星としてます。また前回のおうし座南流星群はプレアデス星団(すばる)から少し離れた位置に輻射点がありましたが、今回はより近くに輻射点が移動しています。観察の際はこのプレアデス星団や、おうし座α星のアルデバランを参考にするといいかもしれません。
おうし座北流星群の1時間あたりの最大の出現数を指す天頂出現数(ZHR)は5、明るい彗星の割合を示す光度比は2.3、対地速度は29km/sと、おうし座南流星群とほとんど変わりません。ただし13日はほぼ満月に近いため、観測はより難しくなるでしょう。さらに13日の星空指数をtenki.jpで確認すると、日本は全国的に曇りとなる予報です。うーん、これは厳しそうですね。
ただしおうし座南流星群もおうし座北流星群も出現のピークがなだらかなので、13日でないと見られないというわけではありません。さらに、おうし座流星群では大きな流星となる「火球」もまれに出現します。11月に帰りが夜遅くなったら、ふと空を見上げてみると流星との出会いがあるかもしれませんよ。
Image Credit: amsmeteors.org
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■流星電波観測国際プロジェクト
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