ドローン最大手のDJIは11月16日、新型ドローン「Phantom 4 Pro」を発表しました。従来の高性能なPhantom 4の飛行性能や操作性能はそのままに、2,000万画素の1インチセンサーによる4K/60fpsの動画が撮影できるモデルとなっています。
Phantom 4 ProをProたらしめているのは、そのカメラです。高級コンデジと同レベルの1インチセンサーによる100Mbpsの動画撮影や14fpsのバーストショット(連続撮影)など、豊富な撮影メニューを提供しています。
新設計されたレンズは7群8枚構成で、絞りはF2.8から F11に対応。H.264の4K動画を60fps、あるいはH.265の4K 動画を30fpsで撮影できます。またメカニカルシャッターを搭載し、ローリングシャッター現象の回避が可能です。
さらにFlight Autonomy (フライトオートノミー) システムも性能が向上し、従来の前方センサーにくわえ後方のステレオ・ビジョン・センサーや左右に追加された赤外線センサーによって、5方向の障害物検知や4方向の障害物回避が可能です。また飛行時間も30分に延長されています。
専用ディスプレイ付きコントローラーでは、伝送距離が4kmまで向上。またPhantom 4 Pro +の送信機の5.5インチディスプレイでは1000cd/m2の輝度により、直射日光下での操作も楽々です。
コントローラーにはHDMIポート、Micro-SDカードスロット、マイクロフォン、組み込みスピーカー、Wi-Fi 接続が搭載され、5時間のバッテリー寿命を達成しています。
また、ディスプレイ上に線を描くだけで高度を維持して飛行できる「Draw(ドロー)」、様々な角度から被写体を追尾できる「ActiveTrack」、ディスプレイ上をタップするだけで飛行できる「TapFly」、自動で経路を選択して帰還できる「RTH」、ジェスチャーだけでセルフィーを撮影できる「ジャスチャーモード」など、さまざまな飛行機能も利用可能です。
Phantom 4 Proの価格は18万9000円、ディスプレイ一体型コントローラーが付属するPhantom 4 Pro+が21万9000円。すでにオンラインストアでは購入が可能となっています。ドローンのスタンダードを常に底上げしてきたDJIの新型ドローン、早く触れてみたいものです。
Image Credit: DJI
■DJI
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