※画像は初号機
三菱航空機が製造し、世界市場でのシェア獲得を狙う国産リージョナルジェット「MRJ」。すでにその初号機は米国での試験飛行を開始していますが、産経新聞や共同通信の報道によればMRJの4号機も15日にアメリカへのフェリーフライトへ飛び立ったようです。
三菱航空機は5機体制でMRJの試験を予定しており、1号機は9月に米国へとフェリーフライト(回送)されました。今回の4号機は名古屋空港からハワイ経由でワシントン州の飛行場へと移動する予定です。また4号機のカラーリングは初号機と同じく、MRJを象徴する3色(レッド/ブラック/ゴールド)のストライプとなっています。
MRJは最新エンジンと先進の機体設計によって、高燃費かつCO2排出量の削減を実現したリージョナルジェット(地域間輸送旅客機)です。ローンチカスタマーのANA(全日本空輸)を筆頭に全世界で400機以上の受注を受けており、日本初のジェット旅客機として期待が寄せられています。
MRJは2018年後半の納入を目指しており、初号機〜4号機がアメリカへと渡って型式認証の取得を目指します。さらなる納入の遅れも噂されていますが、はやく国産ジェットが旅客を乗せて空を舞う日を見てみたいものです。
Image Credit: 三菱航空機
■MRJ、2機目が米国へ出発
http://this.kiji.is/171063185473783293?c=110564226228225532&utm_source=rss&utm_medium=rss
■MRJの2機目が米国試験に出発 4号機、ハワイ経由の新コースで
http://www.sankei.com/economy/news/161115/ecn1611150009-n1.html?utm_source=rss&utm_medium=rss