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フェイスブックの高空インターネットドローン「Aquila」、テスト飛行時の故障について調査中

sorae.jp 2016年11月24日 14時52分


 
フェイスブックによる、インターネットを空を舞うドローンから提供しようという意欲的な計画「Aquila」。今年6月に行った飛行試験は成功した…と発表されていたのですが、現在はアメリカの国家運輸安全委員会の元で「構造上の不具合」についての調査が行われています。
 
今回の故障について、フェイスブックは多くの情報を明らかにしてません。ただし、テストフライト中に「かなり損傷」し、飛行を続けることが困難になったことがスポークスマンから語られています。また初飛行は機体の強度を確かめる「ストレステスト」も兼ねており、このような故障が起きてもおかしくはない状況でした。
 
なおAquilaは下の画像を見てもわかるとおり、通常のドローンとはかなりかけ離れた形状をしています。激やせしたB-2爆撃機とでもいうのでしょうか? 機体はボーイング 737よりも大きい翼長を持ちながら非常に軽量にできており、ソーラーパネルで発電しながら飛行します。これだけ大きな機体を軽量に仕上げるには、かなり先進的な素材や設計が必要なことでしょう。
 

 
地上からインターネットの届かない地域をなくそうという、意欲的なフェイスブックの「Aquila」。もちろんその目的は人類への貢献だけでなく、ネットワークサービスを普及させることで同社の利用ユーザー数を増やそうというものもあります。
 
なによりドローン技術とネットワーク技術での大きなチャレンジとなるAquila、トラブルを乗り越えて順調に進んでほしいものです。
 
Image Credit: The Verge
■Facebook’s Aquila drone is under investigation for a structural failure
http://www.theverge.com/2016/11/21/13708512/facebook-aquila-ntsb-investgation-structural-failure?utm_source=rss&utm_medium=rss

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