JAXA(宇宙航空研究開発機構)は11月25日、H-IIAロケット32号機によって「Xバンド防衛通信衛星2号機」を2017年1月24日に打ち上げ予定であることを発表しました。
今回の衛星はスカパーJSAT株式会社の子会社である株式会社ディー・エス・エヌが防衛省から発注した「Xバンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」に関わるものです。また今年7月に予定していた「1号機」の打ち上げは、衛星の損傷による修理のため2018年3月〜9月を予定しています。
そしてH-IIAロケットは三菱重工業が製造する液体燃料ロケットで、H-IIロケットから大幅なコストカットを実現。また固体ロケットブースタの本数を変更することで、要求される打ち上げ能力に合わせた構成をとることが可能です。
同ロケットは11月2日には静止気象衛星「ひまわり9号」を打ち上げており、12月9日にはH-IIBロケットによる宇宙ステーション補給機「こうのとり『6号機』」の打ち上げ、また12月20日には固体燃料ロケット「イプシロン2号機」による「ジオスペース探査衛星(ERG)」を打ち上げるなど、今後ハイペースなロケットの打ち上げが予定されています。
なおH-IIAロケット32号機の打ち上げ場所は種子島宇宙センターの大型ロケット発射場となり、打ち上げ予定時間帯は16時44分〜17時58分。また打ち上げ予備期間は2017年1月25日〜2月28日までが設定されています。
image Credit: JAXA
■H-IIAロケット32号機によるXバンド防衛通信衛星2号機の打上げについて
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■「X バンド衛星通信中継機能等の整備・運営事業」 2 号機の打上げ日程に関するお知らせ
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