こんなSFチックな兵器に狙い打ちされた、ひとたまりもありません。飛行禁止区域などに侵入したドローンを撃墜するために、最大2kmの遠距離から動作を停止させられる電波兵器「Dronegun」が登場しました。
ヴァージニア州のDroneshieldが開発したDronegunは多くのドローン撃退兵器と同じく、電波を放出することでドローンと操作者との接続を断ち切り、ドローンを撃墜します。さらにDronegunは強力な性能ながら持ち運ぶことが可能で、さまざまな場所でのミッションが可能です。
そして実際の使用時にはバックパックに接続し、十分にパワーを蓄えてから電磁ノイズを照射するのです。この電波はドローンのビデオ映像の送信やコントローラーとの通信に利用されるものと同種で、さらにDronegunはGPSによる通信もブロック可能。コントロールを失ったドローンは発着点に戻ることもできず、その場に着地するしかなくなるわけです。
このように強力なDronegunですが、残念ながら現時点では市販化の計画はありません。当面は政府当局向けの製品となる予定です。日本でも違法ドローンによる犯罪はさまざま報告されていますが、このようなドローン撃退兵器が役立つ日はもうすぐそこまでせまっていることでしょう。
Image Credti: Drone Shield
■Long-range anti-drone gun can secure the entire neighborhood
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