イリジウムコミュニケーション社の声明から12月16日の打ち上げ再開が噂されていたスペースXですが、公式声明としてあらたにファルコン9ロケットの打ち上げを2017年1月初旬に再開する予定だと発表しました。
来年1月の打ち上げでは、やはりイリジウムコミュニケーションの小型衛星を10個打ち上げる予定です。スペースXのロケット打ち上げは今年9月の爆発事故以来ストップしていましたが、それでも4ヶ月での打上への復帰はかなり早いといえそうです。
なお、スペースXは9月の爆発事故の原因を特定したと発表していますが、事故の調査自体はいまだ終了段階にあるようです。ただし同社は「安全で信頼性のある打ち上げ再開の最終段階にいる」として、打ち上げ再開へと前向きな姿勢を示しています。また打ち上げ時期が来年1月になったことについても、準備やテストとして有効に活用するとのことです。
なおスペースXは2015年6月にも打ち上げ後にロケットを失う事故を起こしていますが、わずか6ヶ月で再打ち上げにこぎつけています。これはオービタルATK社のアンタレスロケットが2014年に打ち上げに失敗し、再打上まで2年近くかかったのとは対照的です。このようなスピード感も、ベンチャー企業から身を起こしたイーロン・マスク氏流なのでしょうか。
なにはともあれ、無事に打ち上げを再開するファルコン9の姿をはやく見たいものです。
Image Credit: SpaceX
■SpaceX’s target launch date for returning to flight slips to early January
http://www.theverge.com/2016/12/7/13869106/spacex-falcon-9-launch-date-january-iridium-communications?utm_source=rss&utm_medium=rss