日本時間の12月9日22時26分頃、宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機(HTV6)を搭載したH-IIBロケットが、種子島宇宙センターから打ち上げられました! こうのとり6号機は無事軌道投入に成功し、今後はISS(国際宇宙ステーション)とのドッキングを目指して飛行します。
こうのとり6号機はISSでのミッションに必要なさまざまな物資を搭載しています。その中には宇宙飛行士への補給物資だけでなく、ISSで利用する日本製の新型リチウムイオンバッテリー、そして日本の実験棟「きぼう」から放出する7つの超小型衛星などもあります。
さらに、こうのとり6号機では「スペースデブリ(宇宙ゴミ)」を除去するための実証実験も行います。この「KITE(カイト)」とよばれる実験では、電気が流れるひもによってデブリの速度を落として大気圏に落下させるという、興味深いもの。スペースデブリの問題は年々大きくなっているので、こちらのミッションでもぜひ成果を残してほしいものです。
12月1日には、ISSへの補給任務を担ったプログレス補給船がソユーズロケットでの打ち上げに失敗していました。これは直接ISSのクルーへの生命維持に影響はしないものの、こうのとりとH-IIBによる安定した打ち上げ能力は今後も頼りにされることでしょう。
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■「こうのとり」6号機/H-IIBロケット6号機打上げライブ中継 ( KOUNOTORI6 / H-IIB F6 launch live broadcast. )
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