防衛省統合幕僚監部は10日、中国のSu-30戦闘機やH-6爆撃機、情報収集機が東シナ海にて飛行したと発表しました。これに対し、自衛隊は戦闘機などを緊急発進させています。
今回観測されたのは、統合幕僚監部によればSu-30戦闘機が2機、H-6爆撃機が2機、Tu-154情報収集機が1機、Y-8情報収集機が1機。それぞれは沖縄本島と宮古島の間を通過しました。このうちSu-30戦闘機は中国側に引き返しましたが、H-6やTu-154、Y-8はそのまま台湾側へ飛行を続けました。
また国内報道機関によると、中国国防省は「スクランブルを行ったのは自衛隊のF-15戦闘機で、『妨害弾』を動作させた」と発表。また領空侵犯はなかったとのことです。なお今回の件については中国側と防衛省がお互いに非難するコメントを発表するなど、両国間で緊張感が高まっています。
Image Credit: 防衛省統合幕僚監部
■中国機の東シナ海における飛行について
http://www.mod.go.jp/js/Press/press2016/press_pdf/p20161210_01.pdf?utm_source=rss&utm_medium=rss
■中国軍機6機、宮古海峡を通過 空自機が緊急発進 領空侵犯はなし
http://www.sankei.com/politics/news/161210/plt1612100028-n1.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
■防衛省 自衛隊機の緊急発進で中国に反論
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161212/k10010803371000.html?utm_source=rss&utm_medium=rss