ドローンといえばその機動力は素晴らしいのですが、滞空時間の短さが課題。しかし、固定翼型のドローンは違います。今回アメリカのDARPA(国防高等研究計画局)の支援によって開発された固定翼型ドローン「VA001」が、56時間という飛行記録を達成しました。
Vanilla Aircraftによって開発されたVA001はディーゼル燃料で稼働し、6,500〜7,500フィート(約2,000〜2,300メートル)上空を飛行。実験は昨年の11月30日にニューメキシコ州の飛行センターにて行われました。またこのVA001は120時間の飛行も可能だったのですが、悪天候のために実験は早くに終了されたのです。
DARPAとVanilla Aircraftによって開発されたVA001は30ポンド(約14kg)のペイロードを搭載し、1万5000フィート(約4600メートル)を10日間飛行できるようにデザインされています。また搭載ペイロードの一部としてはNASAのリモートセンシング機器、つまり科学/農業用の観測装置なども想定されているのです。
Vanilla Aircraftはこのようなドローンが「小型の電動ドローンと軍事用の高価なUVAのギャップを埋める」ために役立つだろうと語っています。またDARPAは軍事用途においても、人員や操作コストの削減のためにVA001のようなドローンが役立つと期待しているのです。
Image Credit: Drone Life
■Recording-breaking Drone Flies for 56 Straight Hours
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