ただただ、その存在感に圧倒されてしまいます。昨年11月にH-IIAロケットによって打ち上げられた、静止気象衛星「ひまわり9号」。そのひまわり9号から、圧倒的な存在感を感じさせる「初となる地球の画像」が送り届けられました(高解像度画像はこちらから)。
ひまわり9号は日本および東アジア、西太平洋地域での気象観測を行う人工衛星で、前世代のひまわり7号から水平分解能が2倍に向上。さらにバンド数が16チャンネル(可視光線が3バンド、近赤外線が3バンド、赤外線が10バンド)に増えたことから、カラー画像の撮影も可能になりました。なおこのひまわり9号は、当面はひまわり8号のバックアップとして待機します。
今回の画像はそのひまわり9号の能力をフルに活かした、美しい画像となっています。また画像では緑色を人間の見た目に近くし、大気分子による太陽光の散乱を抑える加工が行われているそうです。
さらに、気象庁のホームページではバンド1〜バンド16で撮影された16枚の高解像度画像が公開されています。こちらも実に興味深いので、地球の天候に興味がおありの方はぜひご覧ください。
Image Credit: 気象庁
■ひまわり9号による初画像
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