冷静に考えれば、しかたないのかもしれません。アメリカの超人気スポーツのアメリカン・フットボールの祭典こと「スーパーボール」にて披露された、歌手のレディー・ガガによるドローン・ショー。じつはこれ、事前録画されたものでした。
今年のスーパーボウルのハーフタイムに披露された、300台のドローンが空を舞うショー。ショーを担当したインテルは、この映像が事前に撮影されたことを明かしています。現在スーパーボウルが開催されているNRGスタジアム周辺ではドローンの飛行規制がFAA(連邦航空局)によって指示されており、事前に録画するしかなかったのです。
なお、インテルはこのようなドローンの集団飛行技術「Shooting Star」に以前から取り組んでいます。これまでに100台のドローンによる集団飛行や、500台のドローンによる集団飛行を披露。デモではドローンにライトが付けられ、美しい飛行模様が公開されています。また重量約280g、最大飛行時間20分のShooting Starのドローンは、たった一人の操作手によってコントロールされているのです。
ドローンによる素晴らしい可能性と、市民の財産を守るための法規制。今回の事前撮影は、そのせめぎあいの結果だったのかもしれませんね。
Image Credit: YouTube
■The Super Bowl halftime show drones weren’t flying live
http://www.theverge.com/2017/2/5/14517954/super-bowl-2017-drones-halftime-show-lady-gaga?utm_source=rss&utm_medium=rss