ハイアマチュア〜プロ向け製品に強いDJIですが、新たにプロ/産業用ドローン「Matrice 200シリーズ(M200シリーズ)」を発表しました。
Matrice 200シリーズの特長は高い飛行性能や高度な撮影モードもそうなのですが、まず「高耐久設計」であることがあげられます。IP43レベルの保護等級(1mm以上の異物が混入しない、垂直から左右60度方向からの降雨が侵入しない)を達成し、さらに自己発熱型ケースを採用したデュアルバッテリーで氷点下以下でもバッテリーを温めながら飛行可能です。
また17インチプロペラと高性能モーターの組み合わせで強風時でも飛行可能。動作範囲は7km、最大フライト時間38分、最大ペイロードは2kgとなっています。本ドローンでは電線や風力タービン、橋梁の点検などの産業用途、あるいは救命用途、農業などでの利用を想定。さらに、現場での組み立てから飛行開始まで数分とかからない設計が取り入れられています。
Matrice 200シリーズには「Matrice 200/Matrice 210/Matrice 210 RTK」の3モデルが登場。200は高耐久モデルで、210は「デュアル下方ジンバル」によるマルチペイロードが可能、210 RTKではマルチペイロードにくわえ正確な測位を可能にするRTK機能を内蔵しています。機体上部や下部、あるいはデュアルジンバルにはさまざまなカメラの取付が可能。また複数台のMatrice 200シリーズの展開、運用も可能です。
Matrice 200シリーズは第2四半期(4月〜6月)後期に発送予定。DJIの公式企業向け代理店から注文できます。
Image Credit: DJI
■MATRICE 200 シリーズ
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