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ブルー・オリジン、次世代超大型ロケット「ニュー・グレン」 詳細と打ち上げイメージ動画を公開

sorae.jp 2017年3月8日 9時20分


 
未来の宇宙開発に、思わず胸が高まってしまいます。アマゾンCEOのジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙開発企業のブルー・オリジン社は3月7日(現地時間)、次世代超大型ロケット「ニュー・グレン」の詳細と飛行イメージ動画を公開しました。
 

 
ニュー・グレンはロケット1段目が再利用可能となっており、打ち上げ後に地上や海上に逆噴射しながら着陸することが可能です。この方式は同社の「ニュー・シェパード」ロケットやスペースX社の「ファルコン9」ロケットでもおなじみですね。
 
ニュー・グレンに搭載されるのは、先日初めて1号エンジンが完成した7基の「BE-4」。イメージビデオではフロリダ州ケープ・カナベラルの第36複合発射施設からニュー・グレンが打ち上げられ、再度海上船に着陸する様子が確認できます。同社はすでに「ニュー・シェパード」ロケットの複数回の打ち上げから回収、再打ち上げに成功。これをニュー・グレンでも引き継ごうというのです。
 
そして、ニュー・グレンは地球低軌道に約45トンのペイロードの打ち上げが可能だと公開されています。さらに静止トランスファ軌道(GTO)には13トンの打ち上げが可能。これは、スペースXの「ファルコン・ヘビー」ロケットやNASAの「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に若干劣るスペック。またロケット1段目の着陸脚は6本備え付けられており、1本が動作しなくてもきちんと着地できます。
 
さらに、ニュー・グレンは初打ち上げの顧客としてフランスの衛星オペレーターのユーテルサットを公開。静止衛星を2021年〜2022年に打ち上げる予定です。また、ニュー・グレンの初打ち上げは報道によれば2019年末〜2020年を予定しているそうです。
 
Image Credit: Blue Origin
■Blue Origin releases animation of its future orbital rocket, and it looks really familiar
http://www.theverge.com/2017/3/7/14841128/blue-origin-ocean-landing-rocket-animation-spacex-comparison?utm_source=rss&utm_medium=rss
■Blue Origin releases details of its monster orbital rocket
https://arstechnica.com/science/2017/03/blue-origin-releases-details-of-its-monster-orbital-rocket/?utm_source=rss&utm_medium=rss

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