以前から空飛ぶタクシーを構想していたエアバスですが、その計画が一気に形になろうとしています。同社はイタリアのデザイン会社のItaldesignと共同で、ドローンと一体化して飛行する自動運転車「Pop.Up」のコンセトプを発表しています。
Pop.Upは「Smart」サイズの小型自動車で、アプリから自動運転での配車が可能。そして空への発着地点に到着すると、上からドローンが舞い降りてきて合体し、空へと飛び立つのです。さらに、この小型自動車は鉄道内部に格納されてレールの上の移動も可能となっています。エアバスは、スペースXの音速鉄道「ハイパーループ」との連携も想定しているようです。
Pop.Upのシステムは人工知能によってコントロールされ、「渋滞を避けてシームレスな移動を可能にする」とのこと。このような空中を移動する交通手段としてはUberも空飛ぶタクシー「Uber Elevate」を構想しており、移動時間の大幅な短縮が見込まれています。
さらに、ジュネーブオートショーではこのPop.Upのコンセプトカーの実車が展示されました。エアバスは10年以内の空飛ぶタクシーの実用化を目指しており、Pop.Upの今後の展開が期待されます。
Image Credit: エアバス
■Airbus’ new concept is a car, a drone, and a train all in one
http://www.theverge.com/2017/3/7/14841324/airbus-concept-car-drone-train-geneva-motor-show?utm_source=rss&utm_medium=rss
■Airbus Reveals Modular Car, Quadcopter, and Hyperloop Pod
https://www.inverse.com/article/28743-airbus-popup-transport-pod-hyperloop?utm_source=rss&utm_medium=rss