2016年に発見され、2017年2月には「地球型で生命体がいるかもしれない惑星」が3つも見つかった惑星系「TRAPPIST-1」。その初画像を、ケプラー宇宙望遠鏡が届けてくれました。
This is a target pixel image of #TRAPPIST1. Its starlight and story traveled 40 yrs to reach the Kepler spacecraft.https://t.co/UJsLZ7sQgO?utm_source=rss&utm_medium=rss pic.twitter.com/2Pg1DvuLTv
— NASA Kepler and K2 (@NASAKepler) 2017年3月11日
正直レゴブロックが動いているようにしか見えない、今回の画像。これは、ケプラー宇宙望遠鏡による12月15日から3月4日までの「K2ミッション」のさなかの、2月22日の観測結果です。そしてチラチラと明かりや形状が変化しているのは、約39光年先の赤色矮星「TRAPPIST-1」の前を惑星が通過しているからなのです。
TRAPPIST-1にはTRAPPIST-1bからc、d、e、f、g、hまで、7つの地球に似たサイズの惑星が確認されています。そしてそのうちe、f、gが恒星との位置がちょうどよく、液体の水を保持しうる「ハビタブル惑星」に該当するのです。
今回の観測では6つの惑星の大きさや、7つの惑星の公転周期/質量などの解明、それに恒星の重力活動などの解明ができるとされています。さらに2018年に打ち上げ予定の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」にて、より詳細な観測が期待されているのです。
Image Credit: NASA
■Humanity’s first look at TRAPPIST-1: Kepler images revealed as NASA sets its sights on seven alien worlds that could contain life
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-4303028/First-look-TRAPPIST-1-NASA-reveals-images.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
■NASA Kepler and K2
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