将来は、このようなスタイルが野外でのドローン運用のスタンダードになるのでしょうか。イギリスの自動車メーカーのランドローバーは、ドローンが屋根から発着できる特別仕様のディスカバリーを作成しました。
このSUVの天井にはドローンが装着されており、なんと車両の走行中でも発進や着陸が可能です。ドローンの利用目的としては調査とレスキュー用途を想定。オーストリアの赤十字と共同で、「プロジェクト Hero」として車両やドローンの開発を進めています。
ランドローバーの屋根には磁力保持機構と自己センタリングシステムが搭載されており、これにより走行中のドローンの着陸を可能にします。このドローンの発着機構により、オーストラリア赤十字は地すべりや地震、洪水、雪崩などへの迅速な対応を行おうとしているのです。
このようにクルマの上からドローンが発進するシステムはUPSがすでにテストを行っており、またフォードも構想を公開しています。操縦者が車内にいながらドローンが発着できれば、その運用はより効率的になるはず。今後の技術革新に期待しましょう。
Image Credit: Land Rover
■Land Rover has created a special Discovery with a roof-mounted drone
http://www.theverge.com/2017/3/7/14840610/land-rover-has-created-a-special-discovery-with-a-roof-mounted-drone?utm_source=rss&utm_medium=rss