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「4月こと座流星群」が4月22日〜23日未明に見頃! 今年の観測条件は?

sorae.jp 2017年4月17日 7時0分


 
いよいよ新学期も始まり、忙しくしている方も多いはず。そんな時ふと夜空を見上げてみると、2017年4月22日〜23日未明は「4月こと座流星群」が見頃となっているはず。今年の観測条件は良好で、国立天文台によれば1時間に5個程度の流星が観測できそうです。
 
こと座はα星にベガ(おりひめ星)を持ち、デネブ、アルタイルとともに夏の大三角形を形成します。その由来は、アポローンの息子で琴の名手ことオルペウス。彼は妻のエウリュディケーが蛇に噛まれ亡くなった後に冥界から連れ戻そうとしますが、あと少しのところで振り返ってしまい妻が引き戻されてしまったことで有名です。
 
4月こと座流星群の母天体はサッチャー彗星(C/1861G1 Thatcher)で、毎年4月16日から25日頃に極大を迎えます。なお流星電波観測国際プロジェクトのデータによれば、極大時の最大の出現数を指す天頂出現数(ZHR)は18、明るい彗星の割合を示す光度比は2.1、対地速度は49km/sとされています。
 
さて観測にあたってですが、今年は月明かりの影響も少なく好条件といえるでしょう。極大は4月22日の21時頃ですが、こと座の放射点が高く昇る22日深夜から23日未明ごろが見頃。またtenki.jpの星空指数をみると、4月22日は全国的に曇りとなっています。天候条件は厳しそうですが、まだまだ夜は冷えるので暖かい格好で観測に望みたいですね。
 
Image Credit: 国立天文台
■流星電波観測国際プロジェクト
http://www.amro-net.jp/meteor-info/04_lyrids_j.htm?utm_source=rss&utm_medium=rss
■こと座
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%A8%E5%BA%A7?utm_source=rss&utm_medium=rss

 

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