最近は土星(関連記事)や木星(関連記事)の衛星からの生命に関する発見が世間を賑わせていますが、今回は風変わりな土星衛星「アトラス」の新画像が地球へと届けられました。
この画像は、土星探査機のカッシーニが2017年の4月12日に撮影したものです。カッシーニはアトラスから約1万1000キロまで近づく軌道を飛行しており、その最中にこの画像が撮影されました。また、今回の撮影は直径30キロの同衛星を最も近くから詳細に捉えたものとなっています。
先日には土星衛星「エンケラドゥス」にて重大な発見を、そしてこれまでも土星にて数々の衛星や環の観測をしてきたカッシーニ。しかし今後は「グランド・フィナーレ」という最終ミッションを開始し、土星を22回接近観測したのちに9月15日に土星の大気圏に突入する予定です。今後どのような新たな発見がカッシーニから届けられるのか、実に楽しみですね!
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
■Cassini Snaps Best Ever Images of Saturn’s ‘Flying Saucer’ Moon Atlas
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