最近は太陽系内の衛星の話題で持ちきりですが、たまには惑星のお話を。上の画像は、土星を赤外線の波長で捉えた画像です。水墨画のような、なんとも幻想的な画ですね。
土星では時速1,800kmにも達する強烈な風が吹いており、それを赤外線で捉えるとこのような模様になるのです。撮影者は、土星探査機のカッシーニ。撮影日時は2016年12月2日で、土星から95万3000kmの地点からのものです。
既報のようにカッシーニは今後は最終ミッション「グランド・フィナーレ」を経て、土星大気へと突入して破棄されます。いよいよその寿命まで半年を切りましたが、今後はますます今回のような美しい画像を地球に届けてくれることでしょう。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
■Watercolor World
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