先週20日に「長征七号」ロケットで打ち上げられた、中国による無人補給船の「天舟一号」。その補給船がはやくも先週土曜日に、宇宙実験室「天宮二号」とのドッキング実験に成功するという偉業を達成しました。
現在、宇宙ステーション「天宮」の2022年からの運用開始を目指し、さまざまな実験をすすめる中国。天宮二号は2016年9月に打ち上げられ、同年10月には宇宙飛行士による約1ヶ月の滞在も行われました。
今回打ち上げられた天舟一号は最大6トンの荷物と2トンの燃料を積載することが可能です。そして今後はドッキング状態が維持され、ロボット試験が行われることになります。また複数回のドッキング試験など、今後の宇宙ステーション運営に向けての試験も予定されているのです。
そして宇宙実験室との試験を終えた後は3ヶ月の単独飛行にうつり、やがて大気圏へと再突入する天舟一号。どれだけの技術的蓄積が達成されるのか、注目です。
Image Credit: New China TV
■China’s first automated cargo spaceship has docked with the Tiangong 2 space station
http://www.theverge.com/2017/4/22/15393328/china-first-automated-cargo-spaceship-tianzhou-1-tiangong-2-space-station?utm_source=rss&utm_medium=rss
■China’s Tianzhou 1 cargo carrier docks with space lab in orbit
https://spaceflightnow.com/2017/04/22/chinas-tianzhou-1-cargo-carrier-docks-with-space-lab-in-orbit/?utm_source=rss&utm_medium=rss