やはり、どの企業も最後は宇宙へと向かうのでしょうか。ブルームバーグの報道によれば、米IT企業のアップルはグーグルから2人の人工衛星部門の責任者を採用したとしています。そしてその目的は、「新たなハードウェアチームに加わること」。一体、なんのハードウェアなのでしょう?
報道によれば、アップルが雇用したのはグーグルのスペースクラフト部門トップだったJohn Fenwick氏と、人工衛星エンジニアのMichael Trela氏。両氏は今年1月にアップルに採用された、Dropcamの創業者のGreg Duffy氏のチームに加わることになるそうです。
今回の雇用についてですが、もしかするとアップルは独自の人工衛星クラスタを構築しようとしているのかもしれません。人工衛星からの観測データは、例えば独自の地図サービスの品質向上などに役立てることができます。また今回の報道によれば、ボーイングがアップルにたいし1,000個以上の人工衛星ネットワークに対する出資について協議していることもつたえています。こちらは、どうやらインターネットアクセスへと利用されるようです。
まだまだわからないことだらけの、アップルによる人工衛星分野への関心。未来のインターネットへのアクセスに使われるのか、あるいは地図サービスの改善に利用されるのか、興味津々です。
Image Credit: Apple Insider
■Apple hires two Google satellite execs for ‘new hardware team’
http://appleinsider.com/articles/17/04/21/apple-hires-two-google-satellite-execs-for-new-hardware-team?utm_source=rss&utm_medium=rss