宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今年打ち上げる予定の2機の人工衛星の愛称の一般募集を開始した。期限は5月31日(水)20:00。
衛星の1つは気候変動観測衛星(GCOM-C)。19種類の波長(色)の光を観測し、陸上の植物や海中の植物プランクトン、大気中のチリや積雪、氷などを調べて、気候変動の研究に役立てる。なお、2012年に打ち上げられた水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)とは姉妹衛星で、両機で地球環境変動観測ミッション(GCOM)を構成している。
もう1つは超低高度衛星技術試験機(SLATS)。わずかに空気抵抗のある超低高度の宇宙(高度300km以下)を、ジェット機のようにイオンエンジンを噴射しながら飛行する技術試験衛星で、将来は地球を低高度から「接写」する小型で高性能な地球観測衛星の実現につながると期待されている。
2機の衛星は、1機のH-IIAロケットに搭載されて種子島宇宙センターから打ち上げられる予定。両衛星の愛称として採用された提案者の中からそれぞれ1組2名ずつ、種子島宇宙センターでの打ち上げ見学に招待される。また採用された提案者全員に、認定証と記念品が贈られるとのことだ。皆さんも人工衛星の名付け親になって、ロケット打ち上げを見守ってみてはいかがだろうか?
Image Credit: JAXA
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