中国商用飛機(COMAC)で開発が進められているジェット機「C919」が初飛行に成功しました。初飛行が行われたのは上海で、飛行時間は79分間。また飛行の模様はライブ配信もされたとのことです。
中国国内向けの運用が予定されているC919は、乗客数が158座席/168座席のナローボディー機。航続距離は4,075 kmから5,555kmとされており、ボーイング737やエアバスA320と競合することが期待されています。
すでに500機以上の注文が寄せられているC919ですが、そのほとんどは中国国内の航空会社から。ただしアイルランドのLCC航空会社のライアンエアーとも開発に関する提携を結んでおり、将来的には中国国内だけでなく世界市場での販売も狙っている可能性があります。
機体サイズは異なりますが、三菱航空機のリージョナルジェット「MRJ」は米国内で型式証明取得のための飛行試験を続けています。一方Record Chinaの報道によれば、C919は米国や欧州での型式証明は取得していないそうです。いつか、中国産のジェット機が世界で翼を広げる日がくるのでしょうか?
Image Credit: COMAC
■China Debuts New Plane to Rival Boeing and Airbus
http://www.independent.co.uk/travel/news-and-advice/china-new-passenger-plane-comac-c919-rival-boeing-airbus-china-eastern-ryanair-budget-airlines-a7723486.html?utm_source=rss&utm_medium=rss
■中国の大型ジェット機C919が5日に初飛行=購入予約は570機以上、ただし大部分が中国企業
http://www.recordchina.co.jp/b177172-s0-c20.html?utm_source=rss&utm_medium=rss