アリアンスペースは5月18日、フランス領ギアナから「ソユーズ」ロケットを打ち上げました。ロケットには通信衛星「SES-15」が搭載され、軌道投入にも成功した模様です。
もともと4月の打ち上げが予定されていたSES-15ですが、現地従業員のストライキやそれに伴う後処理によって一時期打ち上げが延期されていました。一方、同衛星は静止軌道へと移動し、北アメリカやラテンアメリカ、カリブ海地域にサービスを提供します。さらに、SES-15はFAA(連邦航空局)のGPSを補強する「WAAS(Wide Area Augmentation System)」にも対応しています。
次回のアリアンスペースによるロケット打ち上げは、6月1日の「ViaSat-2」「Eutelsat-172b」ミッションを予定。そして2017年中に12回の打ち上げをこなし、ストライキによる発射場閉鎖の遅れをとりもどす予定です。
Image Credit: Arianespace
■Arianespace Soyuz orbits SES-15 carrying FAA hosted payload
http://spacenews.com/arianespace-soyuz-orbits-ses-15-carrying-faa-hosted-payload/
■Arianespace Launches SES 15 on Soyuz Rocket
http://www.satellitetoday.com/launch/2017/05/19/arianespace-launches-ses-15-soyuz-rocket/