スペースXは6月3日(現地時間)、「ファルコン9」ロケットをフロリダのケネディ宇宙センターから打ち上げました。またロケット1段目の着陸にも成功しています。
今回の「CRS-11」ミッションでは、ロケットには「ドラゴン補給船」が搭載されISS(国際宇宙ステーション)への物資補給を行います。このドラゴン補給船は、2014年に打ち上げられ一度地球に帰還し、再利用されたもの。また予定では、6月4日に補給船のISSへのドッキングが行われます。
そして6,000ポンド(約2.7t)の打ち上げ荷物の中には、ISSの外部に設置され中性子星の研究を行う観測機器の「NICER」、それに宇宙空間で巻物のように展開するソーラーパネル「ROSA(Roll Out Solar Array)」などが含まれます。
今回の打ち上げは、ケネディ宇宙センターのLC-39A発射場からの100回目となる、歴史的なもの。再利用可をさらにすすめ、コストダウンを試みるスペースXの宇宙開発の今後が楽しみです。
Image Credit: SpaceX
■Watch SpaceX launch its first used Dragon spacecraft to the International Space Station
https://www.theverge.com/2017/6/1/15721192/spacex-falcon-9-launch-nasa-resupply-iss-dragon-livestream