マイクロソフトの共同創立者ことポール・アレンが率いるストラトローンチ・システムズ社は、モハベ砂漠にて世界最大のロケット打ち上げ用航空機を初公開しました。
ストラトローンチ(Stratolaunch)と名付けられたこの航空機、なんと翼幅が約120mと世界最大の航空機となります。機体重量は約23万kgで、最大離陸重量は約59万kg。ボーイング 747のエンジンを6つ搭載し、機体には28個の車輪が取り付けられているのです。
ストラトローンチは、ロケットを搭載して上空へと飛び立ち、空中からロケットを打ち上げます。すでにオービタルATKが「ペガサスXL」ロケットの打ち上げ契約を昨年10月に結んでいるとのこと。このペガサスXLは、2016年12月にジェット機「スターゲイザー(L-1011 )」から打ち上げられ、気象観測衛星「CYGNSS」を軌道に投入しています。
計画によれば、ストラトローンチの初飛行は2019年。安価な小型衛星の打ち上げ手段としての、今後が期待されます。
Image Credit: Stratolaunch Systems
■Microsoft co-founder built the world’s largest plane to launch rockets into space
https://www.theverge.com/2017/5/31/15721480/stratolaunch-paul-allen-rockets-space-satellites