グーグルの親会社ことアルファベットがすすめる、ドローン配達計画「Project Wing」。このProject Wingが、ドローン配達実現のためのFAA(連邦航空局)とNASAによるテストを通過したことを報告しています。
Project Wingは、3機のドローンが近接して飛行する運用をテストしていました。しかも、3機のドローンを操るのは1人の操縦士。このような状況で、建物や地形を上手く読み取りながら基本的なドローン配達のテストが行われました。
このProject Wingは、将来的には数千機のドローンが一度に空中に飛び立ち運用される予定です。今回は3機のドローンが利用されましたが、次の段階ではより多くのドローンを、あるいはより複雑な運用がテストされます。また、他の航空コントロールシステムと組み合わせた運用もテストされる予定です。
グーグルのProject Wingは、開発段階の機体ではヒモで荷物をぶら下げて配達します。2016年には「1〜3年後のサービス開始」が宣言されましたが、計画を主導してきたDave Vos氏が離脱するなど、先行きが不透明になっていました。今回FAAやNASAによるテストの通過が発表されたことで、さらなる計画の伸展が期待されそうです。
Image Credit: Alphabet
■Google’s Project Wing passes crucial test on path to drone deliveries
http://www.techradar.com/news/googles-project-wing-passes-crucial-test-on-path-to-drone-deliveries