NASAの探査機「ドーン」が調査を実施した、火星と木星の間にある小惑星帯の準惑星「ケレス」。 そのケレスから、クレーター「ウルヴァラ」にある細長い地形「Pongal Catena」の画像が届けられました。
このPongal Catenaは長さ96kmほどの凹んだ地形で、その起源は複数ありそうです。しかし現在は、おそらく巨大衝突によるクレーターの形成に伴って生じたものと推定されています。またこの地域には複数の似た地形があります。
今回の画像が撮影されたのは、2015年の9月28日。ケレスから1,470km上空より撮影されました。ケレスでは濃縮された炭酸塩鉱物や熱水が湧き出していた証拠、それに水の氷、さらには有機化合物などが発見されています。もしかしたら生命が存在している(あるいはしていた)ケレスの、さらなる探査を期待したいですね。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA
■Pongal Catena on Ceres
https://www.nasa.gov/image-feature/jpl/pia21408/pongal-catena-on-ceres