三菱航空機(株)提供
三菱重工株式会社と三菱航空機が開発・製造をすすめる国産ジェット旅客機「MRJ」は、パリ・エでの展示へ向けて飛行試験機がパリ郊外のル・ブルジェ空港へと到着しました。
今回同空港へと到着したのは、MRJの3号機。ボディーカラーはローンチカスタマーのANA仕様となっており、試験飛行を行っていた米ワシントン州のグラント・カウンティ国際空港のモーゼスレイク・フライトテスト・センターからカナダ、アイスランドを経由し、初めてヨーロッパへと到着しました。
現在アメリカで型式証明の取得を目指しているMRJですが、2017年5月31日には搭載するP&W(プラット・アンド・ホイットニー)製の「PurePowerギヤードターボファンPW1200Gエンジン」がFAA(米国連邦航空局)の型式証明を取得。さらに、2020年半ばの納入が予定されていたMRJですが2019年に納入時期が前倒しされるという報道もあります。
これまで紆余曲折のあったMRJの開発ですが、いよいよ納入へとむけて詰めの時期へと入りつつあるのかもしれません。
Image Credit: 三菱航空機(株)提供
■三菱航空機
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