これまでもさまざまなドローンに関する特許を申請してきたアマゾンですが、今回の特許もかなり野心的です。同社は新たに、大量のドローンが発着できるタワーの特許を出願しました。
特許の説明によれば、この9階建てのタワーは在庫センターとして利用されます。よく見ると、建物の1階には配送用のトラックや従業員のための出入り口が設けられていますね。そしてドローンは建物の周囲に設置された小さな窓から出入りし、荷物を配達するのです。
建物の形にはさまざまなものが想定されており、単純な円筒形から宇宙船のような円柱を重ねた形、それに某モード学園のタワーのような有機的な形をしたものまであります。
現在アマゾンは世界中に在庫センターを設立していますが、それらは低い階層の建物で郊外に所在しています。しかし今回の特許のようなタワー型の在庫センターなら、より都市部への建設が可能でしょう。またドローンによる配達も、都市部での迅速な配達にはぴったりな方法です。
すでにイギリスで試験的なドローン配達を開始し、アメリカでもサービス開始に向けてデモを披露しているアマゾン。同社のドローン配達サービス「Prime Air」は注文から30分以内の配送を目指しています。特許に登場したような不思議な建物から我が家にアマゾンの荷物が到着する日も、そう遠くないのかもしれませんね。
Image Credit: USPTO
■Amazon’s delivery drone hive looks like it came from a sci-fi movie nightmare
https://www.geekwire.com/2017/amazons-delivery-drone-hive-looks-like-came-sci-fi-movie-nightmare/