2016年にソフトバンクが10億ドル(約1100億円)を出資したことでも話題となった、衛星インターネット計画「OneWeb(ワンウェブ)」。720個もの人工衛星を打ち上げて光ファイバー並みの速度のインターネットを提供するこの計画が、米FCC(連邦通信委員会)から認可を得ることができました。
OneWebの計画では、720個の人工衛星を地球低軌道(高度1,200kmほど)に打ち上げます。これにより都市部だけでなく、インフラのない地域にもインターネットを提供できる予定です。予定するネットワーク速度は「下り200Mbps/上り50Mbps」。またディレイ(遅延)も20〜30ミリセカンドと極小になる予定です。
このような衛星インターネット計画はボーイングやViaSat、Telesat、スペースXなども計画しています。OneWebは2018年の早期には人工衛星を10個、そして2019年から打ち上げが本格化し、2019年〜2020年にはサービス提供が開始されると発表しています。
「すべての学校を2022年までにオンライン化に」、そして「デジタル・ディバイドを2027年までになくす」などの目標を掲げるOneWeb。どこでも、いつでもインターネットを使える未来はもうすぐそこまで迫っているようです。
Image Credit: OneWeb
■FCC grants OneWeb approval to launch over 700 satellites for ‘space internet’
https://www.theverge.com/2017/6/23/15861658/ajit-pai-fcc-oneweb-approval-satellite-launch-space-internet