防衛装備庁は2017年6月28日、株式会社IHIと契約して試作研究してきた将来の戦闘機用エンジン要素の試作品が納入されたことを公開しています。
このエンジン要素(コアエンジン)は将来の戦闘機エンジンとしての利用が期待されており、7月からは防衛装備庁で試験を開始します。また今後はプロトタイプエンジン「XF9-1」を2018年6月までに試作し、性能を確認します。なお、現在開発が進んでいる先進技術実証機「X-2」には同じくIHI製の「XF5-1」が搭載されています。
今回のコアエンジンでは耐熱材料技術などの技術をいかし、世界トップクラスとなる最大1,800度の高圧タービン平均入口温度を目標。プロトタイプエンジンのXF9-1はアフターバーナー動作時最大推力が15トン以上、非動作時最大推力が11トン以上を目指します。
Image Credit: 防衛装備庁
■戦闘機用エンジン要素(その2)の研究試作(コアエンジン)の納入について
http://www.mod.go.jp/atla/