スペースX社のドラゴン補給船が2017年7月3日(グリニッジ標準時)、国際宇宙ステーション(ISS)から分離しました。ドラゴン補給船は大気圏へと再突入し、地球へと帰還する予定です。
このドラゴン補給船は大気圏で燃え尽きず、約1.9トンの荷物を地上へと持ち帰ります。またこのドラゴン補給船は一度地上へと帰還したものを再度宇宙空間へと打ち上げた「再使用品」となり、そちらもなかなか意義深いものです。
今回の分離ではロボティック・アーム「Canadarm2」を利用し、ISSのハーモニー・モジュールからドラゴン補給船を分離。そしてISSの第52次長期滞在クルーでフライトエンジニアを務めるJack Fischer氏とPeggy Whitson氏が補給船を所定の位置へと移動させ、地球へと投下しました。
なお、ドラゴン補給船は約6時間後に太平洋に着水し、その後内部の科学実験の素材などが回収されます。
Image Credit: NASA
■WATCH LIVE @ 2:28 am ET: Dragon Cargo Vehicle Return
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