2016年7月4日に木星に到達した、探査機「ジュノー」。そのジュノーは木星のさまざまな新たな姿を解き明かし、とうとう先日には木星への軌道投入から1年がたちました。
現在ジュノーは木星を53.5日(地球換算)の周期で飛行しています。木星に最も近づいたときの高度は3,400km以内。これだけ探査機が木星に近づいて観測を続けてるのは、ジュノーが初めてです。また同探査機は、すでに5回の周回飛行を終えています。
そして次回の6回目の周回飛行では、ジュノーは7月11日に木星の「大赤斑」を観測します。この地球よりも大きな幅が1万6000kmもある木星の巨大な嵐は、長らく天文学者や一般人の関心の対象でした。観測ではジュノーの8つの観測機器を利用し、約9,000km上空から大赤斑に迫ります。
これまで木星で惑星サイズの嵐や活発な磁場、予想より大きなコア、そして地球とは異なるオーロラ生成の仕組みを観測してきたジュノー。今後同探査機はは少なくとも2018年2月まで観測を続けるとしており、さらなる木星からのビッグニュースを待ちたいですね!
Image Credit: NASA/JPL-Caltech
■Happy Anniversary, Juno! NASA Probe Marks 1 Year at Jupiter
https://www.space.com/37388-juno-jupiter-one-year-anniversary.html
■Jupiter’s Great Red Spot is ready for its close-up
http://newatlas.com/juno-jupiter-great-red-spot/50312/