オンラインの気象情報でよくお世話になるウェザーニュースですが、同社は2機目となる気象・海象観測衛星「WNISAT-1R」の打ち上げに成功したと発表しています。
2017年7月14日(日本時間)にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた、「ソユーズ」ロケット。このソユーズは人工衛星を一気に72個打ち上げたのですが、その中に「WNISAT-1R」が含まれていました。ロケットの打ち上げと人工衛星の投入は無事成功しており、日本上空通過時の信号も受信されています。
ウェザーニュースとアクセルスペースが共同開発した「WNISAT-1R」は6台の光学カメラを搭載。夏期の北極海や、冬期の渤海・セントローレンス湾などの海氷の観測を予定しています。またLNG輸送の航海タイミングに合わせて、実況データの取得なども行われるそうです。
それだけでなく、GNSS衛星からの反射波を利用して地球表面を観測する「GNSS-R」試験観測も実施されます。こちらは日照条件や天候に左右されずに海氷や海水面の判別、海氷の分布状況がわかるようになるんだとか。また台風や火山の噴煙観測も行われる予定です。
Image Credit: Soyuz / Fregat with Glavkosmos (Soyuz launch operator)
■ウェザーニューズ、2機目の気象・海象観測衛星「WNISAT-1R」打ち上げ成功!
https://jp.weathernews.com/news/17208/