熱水の噴出の証拠が発見され、生命の存在が期待される土星衛星「エンケラドゥス」。その衛星の南極側からジェットが噴出される様子を、土星探査機「カッシーニ」が撮影しました。
2017年4月13日に、カッシーニがエンケラドゥスから約81万キロの位置から撮影したこの画像。エンケラドゥスの向こう側には太陽が位置しており、画像のエンケラドゥスは上側が北となっています。同衛星の南極付近から噴出は、まるでエンケラドゥスをロケットのように見せていますね。
NASAとESA、それにイタリア宇宙機関の共同プロジェクトとしてスタートしたカッシーニのミッション。これまでもエンケラドゥスの特徴的な北極側の地形を捉えるなど、土星探査で素晴らしい業績を達成してきました。そして同探査機は、2017年9月15日に土星大気に突入することでその使命を終える予定です。
Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute
■Jets from a Distance
https://www.nasa.gov/image-feature/jpl/pia21338/jets-from-a-distance