ソニーモバイルとロボット系ベンチャー「ZMP」が設立したドローン事業者のエアロセンスは、米スウィフト・エンジニアングと日本国内での垂直離着陸型ドローン(VTOL)事業化にて協業すると発表しました。
エアロセンスはすでに自力で自律飛行・垂直離着陸型ドローンを開発し、ザンビア共和国や沖縄の離島間などで実験を行っています。そしてスウィフト・エンジニアリングも航空宇宙分野に強みを持ち、これまでも無人航空機システムを開発。独自の自律飛行・垂直離着陸型ドローン「Swift 020」の実用化を目指しています。また、上の画像はX-Bladeテクノロジーをフィーチャーした「Swift020 UAS」という機種です。
垂直離着陸ドローンは離着陸に必要なスペースが少なくてすみ、また水平飛行時には高燃費、かつ安定した飛行が可能になります。このような特性を活かして、災害やインフラ点検、監視などの産業用としての活躍が期待されているのです。
今後、エアロセンスとスウィフトは日本国内での飛行実験や関係当局との対話、マーケティング活動を行なうとしています。垂直離着陸ドローンがプラントを飛び回ったり、あるいは配達に使われるような未来がすぐそこまで来ているのかもしれませんね。
Image Credit: エアロセンス
■エアロセンス株式会社とスウィフト・エンジニアリング株式会社が日本国内における垂直離着陸型ドローン(VTOL)事業化で協業を開始
http://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20170727