テック業界で生き残るには、買収は避けて通れない道。というわけで、SNSサービス「スナップチャット(Snapchat)」を運営するSnap社は、昨年折りたたみ式のカメラドローン「Hover Camera」を開発したZero Zero Robotics社を買収するのではないか、と海外で報じられています。
The Informationの報道によれば、Zero Zero Roboticsは投資元を募集している際、Snapにコンタクトを取ったそうです。買収金額などはまだ伝わってきていませんが、同社は以前2500万ドルの資金を調達したことがあります。またこの件について、Zero Zero Roboticsはコメントを拒否しています。
現在はさまざまなカメラドローンが世に登場していますが、その走りとなったのがZero Zero RoboticsのHover Cameraでした。さらに、Hover Cameraの折りたたんで小さく収納できるという構造は、現時点でもほとんど他社に真似のされていない独自のアイディア。金額にもよりますが、十分買収する価値のある会社だといえるでしょう。
さらにSnapは、以前に「独自ドローンと360度カメラを開発している」と報じられたことがあります。SnapchatはSNSサービスなので、カメラドローンからの自撮りも効果的に利用できるはず。はたしてテック業界の畑違いの2社が手を結ぶことになるのか、目が離せませんね。
Image Credit: Zero Zero Robotics
■Snap reportedly in talks to acquire maker of selfie-taking drone
https://www.theverge.com/circuitbreaker/2017/8/1/16078938/snap-zero-robotics-acquire-drone