2017年6月にドラゴン補給船によって打ち上げられ、日本の国際宇宙ステーション実験棟「きぼう」で活動を開始したJAXAのドローン「Int-Ball」。そのInt-Ballの活躍をまとめた「Int-BallだよりVol. 2」が公開されました。
Int-Ballには目の間に撮影用のカメラが搭載されています。そして今回の映像では、そこ以外にも側面部に画像航法技術「フェノクス(Phenox)」用のカメラを搭載していると明かされているんです。この側面部のカメラできぼう船内に取り付けられたマーカーを認識し、本体の姿勢や位置情報を取得。そして=内蔵された三軸リアクションホイールを使い、遠隔操作にて活動するんですね。
映像では現在ISSに滞在しているジャック・フィッシャー飛行士と一緒に活動したり、きぼう船内でグルグルと回る様子が確認できます。地上のドローンとは違い、重力から開放されたドローンの飛行はなんとも気持ちよさそうです。
宇宙飛行士のカメラ撮影などを手伝うなどして、作業の効率化に役立つことが期待されるInt-Ball。次号ではInt-Ballのどんな秘密が明かされるのか、楽しみですね!
Image Credit: JAXA
■きぼう船内ドローン「Int-Ball」最新映像 (Int-BallだよりVol. 2)
http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/170803_int_ball.html