スペースX社は2017年8月14日(現地時間)、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットは無事打ち上げに成功し、搭載していた「ドラゴン補給船」は国際宇宙ステーション(ISS)への予定通りの軌道へと投入されています。
ファルコン9はケネディ宇宙センターの第39A発射台から打ち上げられ、ロケット第1段は地上への着陸に成功。これで、スペースXはロケット第1段の着陸に14回成功しています。これまで、同社はロケット打ち上げ費用の削減を目指して2回のロケット第1段の再使用、そして1回のドラゴン補給船の再使用にも成功していました。
なお、今回のドラゴン補給船には2900キロの貨物が搭載されています。これは水や食料などの宇宙飛行士のための必需品はもちろん、宇宙放射線とう厳しい条件下での利用を想定したスーパーコンピューター「Spaceborne Computer」が搭載されています。ヒューレット・パッカード(HP)社が製造したこのコンピューターは民生用部品を利用し、最低1年間は宇宙ステーションで実験的に利用される予定です。
Image Credit: スペースX
■SpaceX Launches NASA Cargo to Space Station, Sticks Rocket Landing (Again)
https://www.space.com/37784-spacex-dragon-launch-rocket-landing-crs12.html